耐震補強に欠かせないグラウト工事

- グラウト工事(無収縮モルタル注入工事)とは
- グラウト工事(無収縮モルタル注入工事)とは、わかりやすく言えば、ビルをはじめとした建造物に対する、複数の耐震補強工事の一工程のことです。材料には、無収縮モルタルが多く使用されています。
グラウト工事の工程
- Step1:型枠の取付
- 無収縮モルタルが漏出しないように型枠を組み立てます。このとき型枠には、無収縮モルタルの注入圧に対して十分に抵抗できる剛性を持ち、かつ無収縮モルタルの膨張圧を適切に制限できる耐性が求められます。
- Step2:グラウト材の調合
- 専用の連続練りミキサーによりグラウト材を水と練り混ぜます。使用水量をすべて機械化されたミキサーが自動調節し調合するのです。
- このときの圧縮強度は、補強部材コンクリートの設計基準強度を下回らず、かつ構造用モルタルの設計基準強度以上になるような材料を選定します。
- Step3:注入・充てん
- 練り混ぜた無収縮モルタルを、グラウトポンプにより型枠に圧送します(少量注入の場合は手押しグラウトポンプを使用)。その際、巻込み空気や未充てん部が残らないよう注意します。
- Step4:養生
- 無収縮モルタル注入後、表面を養生マットなどで覆い直射日光や風を避け、常に湿った状態を保持します。養生期間は基本3日間を目安とし、無収縮モルタルの温度は5℃以上に保ちます。
- Step5:型枠の取り外し
- 無収縮モルタルが完全に硬化し、また型枠に対する膨張圧の制限が不要になったら型枠を取り外します。